海外FXは危険というイメージがある方も多いのではないでしょうか?大きな利益の裏にはリスクはつきものですが、きちんと把握すればリスクを最小限に抑えられます。本記事では代表的な海外FXにおけるリスクをご紹介します。
海外FX取引のリスク1:ハイレバレッジ取引
日本国内のFXの場合レバレッジ倍率は最大25倍と金融庁によって定められています。一方、海外FXの場合は日本国内の規制は及ばないため、1000倍を超えるレバレッジで取引ができる業者もあります。レバレッジが過度に大きいと利益が大きい分、同じだけ損失リスクも大きくなります。つまり、海外FXのハイレバレッジ取引はメリットでもありデメリットであるともいえます。しかし、海外FXでは追証なしゼロカットシステムを導入しており、証拠金以上にマイナスになることはありません。ロスカットシステムを採用する国内FX業者では証拠金以上のマイナスになる場合があることを考慮すると、むしろ国内FX業者よりも安心と言える部分もあります。
海外FX取引のリスク2:金融機関の認可の有無
海外FX業者は金融庁には登録していません。金融庁には登録していないからこその、ハイレバレッジや高額で豊富なボーナスなどのメリットがあるのですが、裏を返せば、金融庁の登録がないことは、信託保全がない、信用に欠けるといったリスクでもあります。しかし、海外の金融機関の認定があれば、資金管理方法や資本金、定期的な経済状況などの厳しい条件を満たしているといえるため、一定の信頼性はあると考えられます。ただ、正式にライセンスを取得していないFX業者やライセンスを偽って提示しているFX業者も存在しています。つまり、海外FX業者を選定する際には正式なライセンスの有無を確認することが最も重要です。
海外FX取引のリスク3:税金
国内FX業者で稼いだ分の税金は一律約20%です。しかし、海外FX業者での利益には累進課税制度が適応されるため、儲けを出せば出すほど税金がかかります。つまり何も考えずにFXを始めた場合、利益が思わぬ課税になるリスクがあります。少額の利益では海外FXの方が国内FXよりも税金の面で有利ではありますが、FX業者に関わらず税負担を頭に入れながら、利益を出すことがリスクを減らすポイントです。
まとめ:海外FXにはリスクが存在する!?事前にリスク問題把握しておこう!
このように国内FX業者と海外FX業者のリスクはどちらも一長一短といったところではあります。しかし、海外FX業者は金融庁の管轄外であるため万が一トラブルに巻き込まれたとしても、自己責任で業者と解決するしかないので、これだけは最大のデメリットといえるでしょう。つまり、上記のリスクを踏まえた上で、リスクの低い海外FX業者を選択することが重要です。